約1400年も前から代々受け継がれてきた日本固有の文化である畳。
最近は和室が少なくなり洋室中心の間取りが増えてきていますが、
畳の部屋が子育てにおいて強い味方になることをご存知でしょうか?

子育てと畳の関係について注目すべきポイントをご紹介します。①クッション性

フローリングの床に比べて畳はクッション性が高く、衝撃を吸収する働きがあります。
赤ちゃんや子供が転んでもケガをしにくく安心です。

②リラックス効果

い草の香りには森林浴の香りである「フィトンチッド」やバニラアイスの香りである「バニリン」
といったリラックス効果の高い成分が含まれています。

③吸音性

フローリングの床は音が反響しやすく、声や物音がよく響いてしまうのに対して
畳には音を吸収する「吸音性」があるため、反響が起きにくく静かな環境を作ることができます。

④調湿作用

夏の湿度が高い時には湿気を吸い、冬場には逆に湿気を出す「調湿作用」があり
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

⑤空気の浄化作用

シックハウスの原因となるホルムアルデヒドや二酸化窒素を吸着し、空気を浄化してくれます。
畳はエネルギーを使わない天然の空気清浄機です。

⑥学習効果

畳の空間で勉強した子どもたちは集中力が持続し成績も向上したという結果が実証されています。
畳のある空間は、高い学習効果も期待できます。

赤ちゃんが生まれてから歩くようになるまでの間
体の体幹を育てるのにうつぶせの姿勢やハイハイの運動が大切だと言われています。
この時期を畳の上で過ごすことで
天然のアロマといわれるい草の香りに心穏やかにし、
畳のクッション性と感触で脳と身体に適度な刺激を与えてくれ、
赤ちゃんの豊かな発育を支えてくれるのではないでしょうか。