趣のある空間や雰囲気を演出してくれる障子は、和室には欠かせない存在です。
しかし、日頃の掃除やお手入れを怠ると、ホコリや汚れが付着して黄ばみなどの変色もおきてしまいます。


表面や桟(さん)のホコリを落とす方法

障子の表面や桟の汚れの原因は主にホコリです
溜まったホコリを放置していると、湿気などの水分を吸収して固まるため汚れが目立ちやすくなります。
また、時間が経つと汚れが落ちにくくなり、無理に取り除こうとすると破損するおそれがあるため注意が必要です。

ホコリ掃除には、はたきなどを用いて上部から下部に向かって障子の表面や桟に溜まったホコリを落としましょう。
隅などの細かい部分はホコリが残りやすいため注意してください。

時間が経過して落ちにくい付着したホコリは、爪楊枝や綿棒などを使って少しずつ取り除くようにしましょう。
隅に残ったホコリを除去するときにも有効です。

また、落とした汚れが敷居に溜まると滑りの悪化や破損につながるため、障子を綺麗にした後は、敷居に残ったホコリを忘れずに取り除きましょう。

ホコリが溜まらないように、普段からこまめに掃除を心がけておくことも大切です。


障子の黄ばみを落とす方法

障子は経年劣化や太陽光などが原因で黄ばみやすい性質があります。

これは、木の中にある《リグニン》という成分が要因で、リグニンは光や空気に触れることによって黄ばみを引き起こします。

対策としては、漂白剤を利用する方法が一般的です。

漂白剤以外には、大根のしぼり汁もおすすめです!
大根には《ジアスターゼ》という漂白効果のある成分が含まれており、紙の強度を高める作用もあります。

スポンジなどに大根の汁を含ませ、黄ばみのある部分に優しく塗り、乾燥させれば完了です。

しかし、障子紙自体の劣化までは防げないため、黄ばみ落としは応急処置として行い、可能であれば張り替えを検討しましょう


掃除する際の注意点

障子にはホコリが溜まっていることが多いため、最初に水拭きをすると固まって汚れが取れにくくなります。
まずは、はたきなどで大まかなホコリを取り除くようにしましょう。

水拭きをする際は、桟に沿って優しく滑らせるように動かし、障子紙を破かないように注意してください。

また、基本的に障子は水に弱い材質でできていますので、雑巾はなるべく固く絞って水気を取るようにしましょう。

鴨居の上部に位置する長押にも汚れが溜まりやすく、ホコリが落ちてくる原因にもなりますので、忘れずに掃除を行ってください。

また、掃除機を使うと障子紙が破れるおそれがあります。掃除機は敷居や下に落ちたゴミを片付けるときに使用する程度に留めましょう。


障子のお掃除おすすめグッズ

掃除をしても障子がキレイにならない場合や破損しているときは、障子の張替えを検討しましょう。

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